2021年大きな話題になり、2022年現在注目を集めているメタバースとは、仮想空間自体やそこでコミュニケーションが行えるサービス・プロダクト全般を指す言葉。現実世界の自分を仮想空間のアバターに託し、VRのヘッドセット等を利用して(利用しない場合も)バーチャルオフィスやリモート会議、チャット、ゲームなどを行います。
現実の一部をそっくりそのままデジタルに複製する「デジタルツイン」を拡張した「ミラーワールド」で現実に影響するコミュニケーションや経済活動を行うこともできますが、ゲーム『フォートナイト』『あつまれ動物の森』のようなフィクションの仮想空間もメタバースに含まれます。
そんな注目のメタバースですが、メタバースを扱った「メタバース関連銘柄」が多数あります。
今回は、注目のメタバース関連企業とメタバース関連の仮想通貨について、詳しく解説していきます。
もくじ ~ page contents ~
メタバースとは?何ができるの?
メタバースとはネットワークの中にある仮想空間のことです。
「メタ(Meta)」と「ユニバース(Universe)」の2つの組み合わせて作られた言葉で、アバターを活用して仮想空間でコミュニケーションが取れます。
物や土地が売買できたり、イベントを開催できたり、ゲーム内のキャラクターを移動できたりと様々な活用方法があります。
また、メタバース空間ではデジタル通貨を採用していることも多く、仮想通貨の実用性がさらに高まるのではないかと期待されています。
メタバースでできる3つのこと
でわ実際にそのメタバースで何ができるのか紹介していきたいと思います。
- アバターを通じてコミュニケーションが円滑になる
- メタバース空間での経済活動
- ビジネス的なチャンスができる
①アバターを通じてコミュニケーションが円滑になる
近年、新型コロナウイルスの影響もあり社会でもオンラインでの会議が増えてきましたが、メタバースだとアバター同士で会話できるため、より円滑に会議等を進めやすくなる可能性があります。
参加者のリアクションなどもアバターで表現できるので、より現実に近いコミュニケーションになるわけです。
親しい友人などとメタバース内で会話することはもちろん、翻訳機能が発達すれば、世界中の人とスムーズにコミュニケーションを取ることも可能になります。
このように、現実世界に近いコミュニケーションが仮想空間でも取れるようになるのがメタバースにできることの一つです。
②メタバース空間での経済活動
メタバースが注目されている理由の1つはブロックチェーン技術の発展に伴う経済活動の広がりです。
ゲーム内にある土地や建物を仮想通貨で売買できるようになり、高値で売られているケースも出てきています。
これまではゲーム内の通貨はそのゲームでしか使えませんでしたが、ブロックチェーン技術の登場によって、ゲーム内の通貨を仮想通貨取引所で売買できるようになりました。
ゲーム内で仮想通貨を稼ぎ、それを取引所で売買することでお金を稼ぐことも可能です。
③ビシネス的チャンスがある
メタバース内でのコミュニケーションが主流になると、現実世界でのコミュニケーションが少なくなります。
企業側にとってはそれがコストカットに繋がりますし、新しいコミュニケーションの誕生は今後ビジネスチャンスとなります。
メタバース空間の土地を企業が購入するニュースも出てきており、カナダの投資会社Tokens.comがメタバースの土地を購入するなど動きが出てきています。
メタバースのおすすめの銘柄
続いてメタバースのおすすめの銘柄について紹介していきます。
メタバースのおすすめ仮想通貨銘柄は3つあります。
- ENJ(エンジンコイン)
- The Sandbox(サンドボックス)
- ALICE(アリス)
①ENJ(エンジンコイン)
ENJ(エンジンコイン)はゲームアイテムなどに資産性を持たせるために開発された仮想通貨です。
ゲーム向けの通貨であり、メタバース銘柄としても注目を集めています。
②The Sandbox(サンドボックス)
SANDは「The Sandbox(サンドボックス)」というゲームで取り扱われている通貨で、2021年11月に価格が急上昇した通貨です。
「The Sandbox(サンドボックス)」ではユーティリティトークンSANDを利用して、ゲームを体験できます。
The Sandbox(サンドボックス)の一番の特徴はゲーム内にデジタルな土地を持ち、そこで新たなゲームをつくることができることです。
③ALICE(アリス)
ALICE(アリス)は「MYNeighborAlice」というゲームで使用できる通貨です。
MYNeighborAliceは、「あつまれ動物の森」に影響を受けたような可愛らしいビジュアルが特徴的なメタバースゲームです。
MYNeighborAlice内の通貨がALICE(アリス)となっており、その通貨で仮想の島やアイテムを購入して、農地を発展させるゲームになります。
ゲーム内の土地やアイテムはNFT化されているため、そこに価値を生み出し、所有する土地でビジネスを行ったり、土地を貸したりしてトークンを稼ぐこともできます。
メタバース銘柄を取引する方法
メタバース銘柄を取引する場合、まずは取引したい銘柄がある仮想通貨取引所に登録しましょう。
国内取引所で取引する場合
手順①国内の取引所を開設する
まず、国内の仮想通貨取引所を開設する必要があります。
手順②必要な通貨を購入する
次に、必要な通貨を購入します。
必要な通貨はメタバースのプラットフォームによって異なります。
手順③MetaMaskを用意して購入した通貨を送金する
MetaMaskを用意して購入した通貨を送金します。
MetaMaskとは、通貨を保管するためのウォレットで、Google Chromeの拡張機能にて実装することが可能です。
MetaMaskのソフトを拡張したら、MetaMaskに先ほど購入した仮想通貨を送金しましょう。
手順④NFTプラットフォームを登録してMetaMaskと連動させる
MetaMaskを用意したら、NFTプラットフォームを登録してMetaMaskと連動させます。
メタバースで利用する場合、先述のMetaMaskを連動させて利用する必要があります。そのため、NFTプラットフォームにて連動の手続きを完了させましょう。
手順⑤欲しいアイテムなどを購入する
最後に、欲しいアイテムなどを購入しましょう。
購入の際は、MetaMaskに入っている通貨にて購入します。
海外取引所の場合
手順①国内の取引所を開設してビットコインなど必要な通貨を購入する
まず、国内の取引所を開設してビットコイン(BTC)など、必要な通貨を購入しましょう。
口座開設が完了したら、ビットコインを購入してください。
手順②海外の取引所に購入した通貨を送金する
次に、海外の取引所に購入した通貨を送金します。
手順③海外の取引所で必要な通貨を購入する
送金が完了したら、海外の取引所で必要な通貨を購入します。
先ほど送金した通貨で、メタバース内で使えるコインを購入します。
手順④購入した通貨をMetaMaskに送金する
購入が完了したら、通貨をMetaMaskに送金します。
メタバースを始める場合、購入した通貨をウォレットに移し、実際に使えるようにする必要があります。
手順⑤メタバースのプラットフォームに登録する
ウォレットに通貨を移したら、メタバースのプラットフォームに登録します。
メタバースのプラットフォームは数多くあるため、自身が利用したいプラットフォームを見つけ登録を行いましょう。
手順⑥メタバースの利用を開始する
最後に、メタバースの利用を開始する。
メタバースでアイテムを購入する場合は、MetaMaskから決済を行う必要があります。そのため、メタバースとMetaMaskを連動させることを忘れないようにしましょう。