マイニングに必要なGPU(グラボ)とは?

GPU(グラボ)はゲーム向けの部品ですが、マイニングの進行にも非常に役立ちます。

そもそも、GPU(グラボ)とは画像の処理を行うために必要なパソコンの部品であり、パソコン本体に組み込まれています。

GPU(グラボ)はグラフィックプロセッシングユニットの略称であり、グラフィックの処理に必要なマシンです。

画像の快適な処理にはGPU(グラボ)が必要となり、GPU(グラボ)があれば画面の解像度も上がります。

マイニングはどんなパソコンでも始められますが、優れたGPU(グラボ)を利用した方がリターンが大き区なります。

処理速度の速いGPU(グラボ)を選べば、膨大なメモリ容量も上手く活かすことができます。

マイニングに役立つだけでなく、パソコンのゲームも快適に遊べますし、DVDやブルーレイでも綺麗な映像を楽しめます。

ですので、マイニングだけでなく優れたGPU(グラボ)を選ぶことにはたくさんのメリットがあります。

でわ、なぜGPU(グラボ)がマイニングに役に立つのか説明をしていきたいと思います。

マイニングの仕組み

マイニングとは、「採掘」であり、実際に行うのは、ビットコインなど仮想通貨の「取引記録の演算と承認作業」です。

仮想通貨は、法定通貨と違い、非中央集権の仕組みから成り立っています。

「ブロックチェーン」という言葉を耳にしたことがある人もいると思います。
「ブロックチェーン」も、非中央集権であるからこそ、取引のデータや、取引データの整合性を記録しています。

マイニングの報酬が発生する仕組み

仮想通貨のマイニングでは、ブロックチェーンの仕組みより、ブロック同士を繋いでいく必要があります。

これらブロック同士をつないでいるのが、「ハッシュ値」です。
「ハッシュ値」は、メッセージを特定するための暗号化技術のことであり、ハッシュ値をハッシュ関数という関数にかけて計算をします。

この計算により、ナンスという文字列が導き出され、ナンスが正しければ、マイニングが成功となります。

仮想通貨のマイニングとは、このナンスを探す作業であり、ナンスを1番最初に見つけてはじめて報酬が発生する仕組みとなっています。

マイニングにGPU(グラボ)が適している理由

GPU(グラボ)は、画像処理能力が非常に優れているため、データを処理に必要な電力も豊富に供給します。

稼働に伴って電気代はかかりますが、マイニングを定期的に続けていけば収益がプラスに変わる時が来ます。

マイニングはハッシュ関数の計算を迅速に行う必要があり、ハッシュ関数の計算が得意なGPU(グラボ)が必要です。

マイニングは仮想通貨の取引に利用したデータをまとめるブロックを新たに生成する作業であり、ブロックを追加した見返りとして仮想通貨が支払われます。

仮想通貨の発行量は事前に決められており、マイニングを行うマイナー達の間で苛烈な競争が行われます。

マイニングの競争に勝ち抜くには、GPU(グラボ)のような優れた演算機器が必要です。

マイニングにおすすめ4つのGPU(グラボ)

マイニングを行うには専用のソフトが必要ですが、効率よくソフトを動かすには質の高い機材が必要です。

安価の機材でもマイニングを行うことは可能ですが、高い投資をしている人には勝てないと覚悟しましょう。

無理に機材を組み込み過ぎると熱でオーバーヒートを起こすリスクもあるので、自分の判断で組み立てないでプロに相談することが大事です。

自分の予算と相談しながら、マイニングに使うGPU(グラボ)を選びましょう。

おすすめGPU(グラボ)①GeForce RTX 3090

メーカーハッシュレート参考価格電気代/日収入/日回収日数
nVIDIA120MH/s20万円147円1,146円約200日

多少の消費電力多くかかる印象ですが、それを凌駕するほどの性能を持っているため、効率的なマイニングが可能です。

おすすめGPU(グラボ)②GTX1660Ti

メーカーハッシュレート参考価格電気代/日収入/日回収日数
nVIDIA30.7MH/s3万円36円293円約117日

GTXの16シリーズは値段と性能もバランスがよく、コスパを求める方にはおすすめです。

また消費電力も比較的少なくなっています。

おすすめGPU(グラボ)③RX 570

メーカーハッシュレート参考価格電気代/日収入/日回収日数
nVIDIA30.5MH/s1万6千円65円292円約70日

RX570は2万円以下で入手可能なGPU(グラボ)です。

投資回収までの期間も長くなく、コスパが良いGPU(グラボ)になります。

おすすめGPU(グラボ)④RX5700

メーカーハッシュレート参考価格電気代/日収入/日回収日数
nVIDIA53.6MH/s4万円78円508円約93日

RX5700は4万円前後で入手できるうえ、RTX2060sと同じほどの性能を持っています。

そのため、マイニングを有利に進められますが、消費電力がやや高いです。